********************
  西遠労務協会 メールマガジン  No.59
  平成20年4月1日
********************

≪ 新入社員研修で伝えてほしい“SMAPの法則” ≫

■“SMAPの法則”とは
 いよいよ4月、皆様の会社にも新入社員が入り、社内・社外での研修が始まっているのではないでしょうか。 新入社員に教えたいこと、覚えてほしいことは山ほどあると思うのですが、あまり詰め込みになっては逆に「何も残らない」という結果にもなりがち。
 新入社員研修では、今後彼らが成長していく上での土台となる“SMAP”にピントを合わせた研修がオススメです。
 S=素直さ M=学ぶ気持ち A=あいさつ P=ポジティブ 合わせて“SMAPの法則”です

S=素直さ
上司や先輩から言われたことを素直に受け入れる気持ちがないと、かわいがってもらえないばかりか、自分の成長が遅くなることを伝える
M=学ぶ気持ち
自分が経験したことだけでなく、他の人が経験していることからも、常に自分から“学ぶ気持ち”を持つことが、自分の成長を早めることを伝える
A=あいさつ
上司と、先輩と、同期と、良い人間関係をつくるためにまず必要なのが、あいさつ。コミュニケーションの基礎となるあいさつの重要性と、あいさつの仕方のポイントを伝える
P=ポジティブ
物事をポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるか、その考え方の差はその後の行動の差、結果の差となることを伝える

■ 「教える」ではなく「伝える」「気づかせる」研修を
 人は、単に言葉で教えられたこと、耳に入っただけのことは心に残りません。まして「自分のものにする」ことは難しいのです。新入社員研修にしても講師が単に「レジュメにそって話していくだけ」というやり方をしていては、新入社員の胸に響かせるのは困難です。教える側に必要となるのは、「講師が心底思っていることを相手に伝えよう」という姿勢と、「考えさせる、気づかせる」工夫だと思います。

注 1 ) 
“SMAPの法則”とは、学術的な法則ではありません。 「一人ひとりが個性を活かしてそれぞれ活躍しつつ、みんなが集まることで相乗効果を醸し出している人気グループ“SMAP”、そのSMAPのような個人と集団になってほしい」との私の願いを込め、 (勝手に・・・) 名づけたものです。念のため。
注 2 )
 “SMAPの法則”の重要性は新入社員に限ったわけではなく、もちろん全ての社員に、です。


人事賃金制度と企業内コミュニケーションの改善をご提案します。 西遠労務協会/ビジネスコーチ人事研究所 山口悦子